僕は鼻血があまりにも出やすすぎる体質に悩まされていました。
小さい頃は1時間以上止まらないことは日常茶飯事で、シャワーが少し鼻に当たっただけで鼻血がでて風呂を血の海にしてしまうこともよくありました。
中学生の時には友人に連れられてブックセンターいとうのAVコーナーに入った時、興奮して大量の鼻血を出してしまい、
ティッシュを持っていなかったので、恥を偲んで店員のお兄さんにティッシュをもらって鼻血が止まった後、罪悪感から幽遊白書13巻を購入したという思い出があります。
また、僕は小学校低学年の時は泣くと同時に鼻血が出るという不思議な体質を持った少年でした。
僕が学童に通っていた時に友達とケンカをして女の先生から「そういうことしちゃダメでしょ」と怒られると、
僕は号泣してそれと同時に大量の鼻血を出してしまい「えっ!?嘘!?なんで!?」と先生をパニックにさせたことがあります。
僕が逆の立場だったら確かに焦ります。周囲の人間から見たら先生が小学校低学年の男の子の鼻を殴って泣かせているとと捉えられてもおかしくないので。
一番困ったのはラーメンデートに行った時のことです。
20代前半のある夏のこと
「半端ないおすすめのラーメン屋があるんだよね」
と僕は女の子をデートに誘い出しました。新宿にあるラーメン屋さんで店の中まで行列ができているところです。
僕「ここのラーメンは格が違うんだよ」
女の子「そうなんだー!楽しみー!」
などの会話をしながら順番を待ち、僕の番が来て、席に着いて、ラーメンがきて、麺をすすりはじめた早々に、なぜかおびただしい量の鼻血が出てきました。
ティッシュで鼻を押さえながら食べようと悪戦苦闘したのですが、並んでる人の視線も気になるし、血が逆流してもはやラーメンが血の味しかしなかったので、結構残ってはいましたが
僕「ちょっと先に出てるよ。食べてていいよ」
女の子「私も出るから・・・」
と気まずい感じで2人で店を出ました。
女の子が「まぁ、気にすることないよ!」と気遣ってくれたのですが、ラーメン屋で鼻血を出してしまった恥ずかしさとティッシュを鼻に詰め込んで新宿の街を歩いてる惨めな姿をカバーしたいという思いから
「まぁ、逆にうまかったけどね」
と強がり方を間違えた謎の発言をしてしまい女の子の好感度を地の底に落としてしまいました。
ほとんど血の味しかしていなかったのに、うまいという感想は味覚がほぼドラキュラと同じという主張をしているのと変わりません。
最後にドラッグストアでマスク買うのだけ付き合ってもらいました。
以上。